銀ソーダ　Timeシリーズ　「あかあおきいろ、しろとくろ」

 

『使っていい色は赤・青・黄・白・黒だけ』

 

小学校の図画工作の時間で絵具の色縛りがあった。ない色は混色して作るため、鮮やかでたくさんの綺麗な色を使いたい私にとっては不自由に感じていた。

パレットは混色した絵具たちがさらに混ざり合いグレーになっていた。そして同じ色を再現するのが難しく、思い通りにいかない絵具に苦手意識があった。

時を経て現在の私は、絵具を使い絵を描いている。青を基調としたGinsoda Blueの世界は縛りのある色を楽しむきっかけとなった。

今では、赤・青・黄・白・黒の世界でも十分に表現できると感じている。様々な色の原点と考えると、むしろ色縛りがある方が自由になれる気がした。

私と絵具の記憶でもある、色縛りを設けての原点回帰の作品を発表する。

 

Ginsoda Time シリーズ　：

日々の具体的な記憶をつづる、青以外の色も使用したシリーズ。抽象から具体までさまざまである。

 

銀ソーダ (Ginsoda)

 

1995 福岡県福岡市生まれ

2018 九州産業大学 芸術学部デザイン学科 ビジュアルアート領域 卒業

2021 一般社団法人DGY 理事 就任

 

記憶は断片的で人生の時間は有限である。人生において自分の中に何が残っていくのか興味を持ち、「記憶と時間の可視化」をテーマにその残っていく『なにか』を作品として表現している。

何層にも絵具を積み重ね、その絵具から現れる像を俯瞰することで様々な気づきがある。空や海のように、物事の向こう側を意識させる表情豊かな青を使い”Ginsoda Blue”シリーズを中心に様々な時間軸の作品を発表している。

 

地元でもある福岡箱崎の銭湯跡地「大學湯」の建物保存利活用PROJECTメンバー(一般社団法人DGY)として運営も行い、活動拠点としている。

 

個展

2022　「記憶をつづる」/ INTERART7 Gallery TK2

2022　東区芸術文化祭企画 銀ソーダ作品展「記憶を巡る」/ なみきスクエア

2022　「記憶の行方」/ INTERART7 Gallery TK2

2022　「旅する記憶 -はじまりとおわり-」/ tresallir

2021　「変わりゆくもの」「変わらぬもの」/ INTERART7 Gallery TK2

2020　「MOTION」/ GALLERY TATSUYA TOKYO

2020　「TODAY」「DIARY」/ INTERART7 Gallery TK2

2019　「LAST HEISEI –記憶の標本箱-」/ INTERART7

2018　「fragment」/ INTERART7

 

グループ展

2022　「Re live -artworks fukuoka 2022-」/ UNION SODA

2022　「GALLERY龍屋 選抜作家展 タツコレ2022」/ 渋谷ヒカリエ

2022　「Art Festa“Artist! Artist! Artist! “Matsusya Contemporary Art Selection」/ 松屋銀座

2022　「ART!ART!OSAKA」/ 大丸梅田

2021　「Fukuoka Artists ＋」/ 博多阪急

2020　「ニュースターアートコレクション」/ 松坂屋名古屋店

2019　「ウムQ2019 九州産業大学芸術学部作品展」/ 上野の森美術館 別館ギャラリー

2018　九州産業大学 芸術学部卒業制作選抜展2018」/ 福岡アジア美術館

 

アートフェア

2022　「3331 ART FAIR 2022」/ INTERART7 Gallery TK2・3331 Arts Chiyoda

2022　「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2022」/ GALLERY龍屋・ホテルオークラ福岡

2021　「3331 ART FAIR 2021」/ INTERART7 Gallery TK2・3331 Arts Chiyoda

2021　「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2021」/ GALLERY龍屋・博多阪急

2020　「3331 ART FAIR 2020」/ GALLERY ART POINT・3331 Arts Chiyod

2019　「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2019」/ GALLERY龍屋・ホテルオークラ福

2019　「ART FORMOSA 2019」/ AN INC. & INTERART7 ・Eslite hotel

 

受賞歴

2022　「Fukuoka Wall Art Project」優秀賞

2018　「九州産業大学 芸術学部卒業制作作品展」デザイン学科 優秀賞