田中 侑良 (たなか ゆら)
2021 東京藝術大学 美術学部絵画科日本画専攻 卒業
現在、画家として作家活動中
展示歴:
2021
「真夏の夜の夢展」 Gallery TK2
sideB「田中 侑良 作品展」Gallery TK2(個展)
東京藝大アートフェス2021 入賞
東京藝術大学 卒業・修了作品展
2020
東京藝大日本画学部四年生六人展 Gallery TK2
田中侑良作品展「森閑」 Gallery TK2
MOVED and NEW Ⅱ Gallery TK2
取扱作家 小品展 インターアート7
寺町美術館+GALLERY 6人展
耀画廊企画展 春の讃歌展
2018
耀画廊企画展 冬物語展
作家ステートメント:
作品それぞれにテーマを決めて制作しています。
そのテーマから感じる感情や感動と同じ感情や感動を持つモチーフを画面内で組み合わせ、テーマと似た感情や感動を持つ言葉をタイトルにつけることによって、モチーフの実像の外側にある「そのもの」を表現しています。 私の作品はそれを表現するための、通り道であり、鏡となればと考えております。
制作で常に心掛けているのは、自分の伝えたいことに即してモチーフを選び再解釈や再構成するのではなく、モチーフが持つ感情や感動やそのものの美をできる限り自身の癖や考え方を排除して制作しています。 そのため、もの(無機物/植物)が主役と考え、その「そのもの」らしさを壊さないように制作をしているため、副産的に「静か」な印象がでるのかもしれません。
作家ならば、オリジナリティというものは大変重要かと思います。 「そのもの」の通り道となるように制作しているため、基本的には創作的な美を排除しています。 そのため、私にとっての「オリジナリティ」は、通り道の舗装の方法となる「モチーフ選び」にあると考えています。 私が選択する複数のモチーフや題名は規則性のないもののようにみえると思います。 私のモチーフ選択は規則や論理によって選択されるのではなく、モチーフの持つ感情や感動の類似性で選択されています。
これは私の作品の中で最も大きな主観性です。