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インターアート7セレクション
廣井紗也子

「その窓は内側か外側か The window is inside or outside?」

廣井紗也子「その窓は内側か外側か The window is inside or outside?」

現在、アメリカ・ボストンのSchool of the Museum of Fine Arts at Tufts University MFA

​修士課程に在学中の廣井紗也子の個展を開催いたします。

 

前期:2023年12月20日(水)~12月24日(日)

アーティストトークを開催します。 12月23日(土)14時~(予約不要)

 

後期:01月10日(水)~01月14日(日)

水-金13:00-19:30 土日祝12:00-18:00

12月25日(月)~2024年1月9日(火)は冬季休廊となります。

 

Gallery TK2 東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4F

東日本橋駅、馬喰横山駅から2~3分、馬喰町駅から6分、小伝馬町駅から8分

https://www.interart7.com/hiroi

 

廣井紗也子は1994年東京生まれ、ボストン在住のアーティスト。

日本および欧米での生活経験を通じて得た、アジア人女性としての観点を中心に据えながら、現代社会に潜む、可視化されない抑圧や息苦しさをテーマに作品を制作している。

 

絵画作品においては、具象と抽象の境界を往来し、多様な形状と質感を持つ不安定な輪郭の断片化された身体が特徴である。彩度の高いカラーパレットは、繁華街のネオンやサインボード、デジタル機器を連想させるような、目に刺さる強い光を象徴している。また、有機的で大胆なブラシストロークは、社会的な圧力によって押し込められてしまった怒り、悲しみ、屈辱、無価値感、抵抗といった感情をもとに、彼女自身の身体言語と記憶として翻訳されたものである。

「日本を出るまで、自分に向けられていた女性像や、欧米社会による日本のステレオタイプなイメージを認識することはありませんでした。」

 

彼女の直近の作品は、オリエンタリズムとフェミニズム、それぞれの観点から、社会に蔓延る2つの二元性を解体することを試みたものである。伝統的な日本美術と評価される「浮世絵」のもつ構図、歴史から受けた着想をもとに、それら2つの観点に潜む二元的な物差しを批判しつつ、彼女自身の経験を反映している。

1つめの二項対立とは、“ジャポニズム”と評されるステレオタイプな日本へのイメージをもつ欧米と、そうした評価をありがたいものとして盲目的に受け入れ再生産する日本、という二元性である。ありふれた“ジャポニズム”の描写には、浮世絵、歌舞伎、着物、ネオトーキョー、性産業によるセクシュアルなバイアスや、アニメ・マンガ文化によって形成された女性像といったものを含んでおり、こうした欧米からの表面的な期待を“世界的な評価”としてむしろ強化し続ける日本の社会構造にも懐疑的なまなざしを向けている。

2つめの二項対立とは、男性によって男性のために定義された「日本人女性像」と、女性自身がそうした女性像を無意識のうちに内包してしまう「日本人女性像」との二元性である。女性は男性によって常に対象化されている。例えば、混雑した電車内で日々発生する痴漢や盗撮行為、露出度の高い服装をしたキャラクターによる公共空間での広告など、都合のよいシンボルとして常に晒される。先進国の中で最もジェンダーギャップが大きい国の1つであるこの日本社会において、女性は男性に対して従順な役割を担うことが期待されている。

 

彼女は、これらの社会に根付いた視点と、伝統的な性別役割に疑問を投げかけ、立ち向かうことである。こうした二項関係を解きほぐすことで、わたしたちの息苦しさの構造をさらけだし、問いを示し、変化を起こすための最初のステップとなることを目指している。

 

廣井紗也子 (Hiroi Sayoko)

 

1994 東京生まれ

2017 慶應義塾大学文学部学士 卒業

2021 スリーエムジャパン株式会社 退社

2022 School of the Museum of Fine Arts at Tufts University MFA

 

主な展示

個展:

2023 Solo Exhibition, 「その窓は内側か外側か」, Gallery TK2, Tokyo, Japan

2023 Solo Exhibition “I don’t wanna be someone’s someone”, School of the Museum of Fine Arts, Boston, MA

2022 Solo Exhibition “IN MY TINY FIST,” Reading Cafe Pikaichi, Tokyo, Japan

 

グループ展:

2024 Two-persons Show, SMFA Mission Hill gallery, Boston, USA

            Miami University Young Painter Competition Exhibition, Ohio, USA

2023 Raices/Roots Group Exhibition juried by Armando Jaramillo Garcia, Brooklyn, USA

ASA Program Open Studios Exhibition, University of Fine Arts HFBK ASA Studios, Hamburg, Germany

Juried Exhibition “Breaking Boundaries”, Culture lab LIC, New York, USA

Juried Exhibition “EMERGE CONTEMPORARY ART”, Institute of Contemporary Art, Boston, USA

            ” To Whom It May Concern”, SMFA Mission Hill Studio, Boston, USA

            “Renew, Refresh, Rejuvenate”, the Terrace Gallery at School of the Museum of Fine Arts, Boston, USA

2022 “Show Your Art”, TILL Wave Gallery, Boston, USA

            “3331 ARTFAIR after view”, Gallery TK2, Tokyo, Japan

            “3331 ARTFAIR”, 3331ART CHIYODA, Tokyo, Japan

            “Between you and me”, Piano Craft Gallery, Boston, USA

            Tufts University Graduate student lounge, Boston, USA

            INTERART 7 Selection, Group Exhibition “Human”, Gallery TK2, Tokyo, Japan

2021 Group Exhibition “Words and Images”, Gallery Conceal, Tokyo, Japan

 

 

受賞歴

2023    Miami University Young Painter Competition Finalist 10 candidates

            Hamburg Exchange Fellowship, Art School Alliance (ASA) – School of the Museum of Fine Arts at Tufts

            University & University of Fine Arts (HFBK) Hamburg

2022    MFA Merit Scholarship Award Grantee – School of the Museum of Fine Arts at Tufts University

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Gallery TK2

東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4階

都営新宿線馬喰横山駅 A3出口から2分

都営浅草線東日本橋駅 B2出口から3分

JR総武線快速馬喰町駅 1番出口から6分

メトロ日比谷線小伝馬町駅 1番出口から8分

e-Mail     info@interart7.com

URL    http://www.interart7.com

TEL          03-3527-2226

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