インターアート7セレクション
松原百香 「黒の踊」
松原百香 「黒の踊」
https://www.interart7.com/matsubara1
女性をモチーフとして、時間の経過や身体の動作や心情の流れるような変化という«動き»に注目した版画と絵画作品。
会期|2024 年9月11日(水)~9月22日(日)
時間|水-金13:00-19:30 土日祝12:00-18:00 月火休廊
会場|Gallery TK2 東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4F
東日本橋駅、馬喰横山駅から2~3分、馬喰町駅から6分、小伝馬町駅から8分
作家ステートメント:
人が動くこと。動かすこと。
人体を描き追い求めるときに、自然に私の感情は置いてきぼりにされていて
そのときのモデルとしての人物は動いている肉であることを私は捉えている。
人体そのものの動きは、肉としての、重たいもの、滑らかなもの、鈍いもの、地に着くものとして描く。
情動を表現するときはその時に感じた心情を他の物体に置き換えて間接的に表現をする。感情は自ら動くものであり、動かすものでもある。
私は作品をつくりだすとき、時間の経過身体そのものの動作や心情の流れるような変化という«動き»を重要視している。
ドローイングした線を新しく版画にするとき、その時に描いた線をなぞることもあれば、
記憶から新たな線を生み出すこともある。
黒といえば墨であるが、墨の使い方次第で黒色に特徴のある彩りをもたせることが可能である。
また、色彩の色使いの中にも色の中の黒を見つけることもできる。
墨の黒、色彩の中の黒色をあたかもそこで動いているように平面作品として落とし込んだ。
モデルの動き、時間、己の記憶と手と足、全てが動いているからこそ可能なのである。
木版画の作品においては極めて抽象的であるが、作品には主に女性が登場していて、その時の動きを確かに感じ、または思い出して版に落とし込んでいる。
木版は作品が完成した後も彫り進めることができる。
そうしてしまうと作品としては同じものを複製することは不可能になる。
しかし版画制作にあたって作品を変えていくという事象は私が考えている«動き»としての意味を作品にもたせることができるのである。
松原百香 (Matsubara Momoka)
2024
日本大学芸術学部 美術学科絵画コース版画専攻 卒業
主な展示歴:
2024
グループ展「白い漫画、黒い漫画」2024(ギャラリイ K)
日本大学芸術学部美術学科卒業制作展(日本大学 江古田キャンパス)
日芸版画卒業・修了制作展(ギャラリー川船)
2023年度第47回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展(国立新美術館)
グループ展「考えるじかん」(GalleryTK2)
2人展「-のびゆる-」(GalleryTK2)
公募展「第6回 10×10 版画展」(銀座中央ギャラリー)
企画展「ヒト展3」(GalleryTK2)
グループ展「美しい時間」(ギャラリイK)
2023
公募展「第 5 回 10×10 版画展」(銀座中央ギャラリー)
企画展「Intersection・SM」(ギャラリー志門)
企画展「ヒト展 2」(GalleryTK2)
第48回全国大学版画展(サントミューゼ 上田市立美術館)
2022
公募展「焔々」(ギャラリー国立)
松原百香個展「ナマイキ」(江古田やきほギャラリー)
受賞歴
2024
・第 3 回 TKO 国際ミニプリント展 入選
・第 2 回 極小版画コンテスト 文房堂賞
・日本大学 芸術学部奨励賞
Gallery TK2
東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4階
都営新宿線馬喰横山駅 A3出口から2分
都営浅草線東日本橋駅 B2出口から3分
JR総武線快速馬喰町駅 1番出口から6分
メトロ日比谷線小伝馬町駅 1番出口から8分
e-Mail info@interart7.com
TEL 03-3527-2226