インターアート7セレクション
田中 侑良 「鉄と朝焼け」
田中侑良「鉄と朝焼け」
岩絵の具によって表現された、鉄の配管を中心とする作品を展示します。
作家の視線による鉄と朝をテーマとする世界をお楽しみください。
2月14日(水)~2月25 日(日)まで
水-金13:00-19:30 土日祝12:00-18:00
Gallery TK2 東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4F
https://www.interart7.com/yura2
田中 侑良 (Tanaka Yura)
2021 東京藝術大学 美術学部 絵画科 日本画専攻 卒業
作家ステートメント:
私は作品のテーマを「感覚」と「鏡」に一貫して制作してきました。
自身の作品は意見の表明や主張のためではなく、鑑賞者の思い出を映す「鏡」としての役割を目指しています。
思い出とは五感によって強く引き出されるものであると考えています。視覚からの「感覚的」な共感による「鏡」の作品です。
例えば、冬の透明な空気感の「感覚」を表現する作品を鑑賞した場合、その人の思い出の中にある冬の透明な空気感を映し出すようなものです。
この度の展示は、配管などの鉄の部品をモチーフにし、有機的かつ時間を連想する空を組み合わせた作品群となっております。そして、それら一つ一つは、冬の季節的な感情などの「感覚」をテーマに制作されています。
配管などの機械類は私自身にとって、とても身近なものです。マイノリティな好みではありますが、幼いころから好んで観察していました。そのため、自身が感じる季節や気分による感覚を表現するのにとても適したモチーフであると考えています。
性能の改良のために変化した工業部品の機能美はとても無機的でありながら、素材の鉄は私たちの体に流れる血液と共通するものであり、その時間経過で変化する錆などもとても有機的に感じます。また、空は自然なものでありながら規則的で論理的な変化を見せるものです。その二面性のある二つのモチーフと自身のテーマを折り合わせた、自身にとっても新しい作品群の展示となっております。
個展:
2024 「鉄と朝焼け」 Gallery TK2
2022 「鉄の鼓動」 Gallery TK2
2021 「ふゆのひ」 Gallery TK2
2020 「森閑」 Gallery TK2
グループ展:
2014 「add and again」 Gallery TK2
2023 「Ginza Art Festa」 松屋銀座
2023 「Dialog」展 Gallery TK2 / ギャラリー 螺
2023 「新春まんぷく!お年賀展2023」 FEI ART MUS
2022 「Ginza Art Festa」 松屋銀座
2021 東京藝術大学 卒業・修了作品展
2019 耀画廊企画展 春の讃歌展
2018 耀画廊企画展 冬物語展
Gallery TK2
東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4階
都営新宿線馬喰横山駅 A3出口から2分
都営浅草線東日本橋駅 B2出口から3分
JR総武線快速馬喰町駅 1番出口から6分
メトロ日比谷線小伝馬町駅 1番出口から8分
e-Mail info@interart7.com
TEL 03-3527-2226